こんにちは。
山口県柳井市の「くすりのファーマシィ 柳井店」店長の原田です。
成人を迎えた娘が二人います。20年前、娘たちもかゆかゆで悩んでいました。悩む娘を見る私も心を痛めていました。
【苦労した20年前の話】
娘二人は、かゆかゆの日常に毎日辛そうでした。母として「どうにかしたい」という一心でした。
かゆかゆで悩む方なら、同じ気持ちでしょう。しかし、皆様がご存知の通り、この手の悩みは一筋縄ではいかないのです。
だから当時、私は娘たちに色々な方法を試させました。今思えば、無知でした。結果はいつも空振りで、今でも思い出すと歯がゆくなります。
【あれから20年後の現在】
今はどうでしょうか。何か変わったのでしょうか?
…私は仕事で店頭相談をしていますが、昔と今もほとんど変わっていないのではないかと思います。これが私の見解です。
【店頭で感じること】
20年前、ちょうど私は薬屋に勤務し始めました。その後、登録販売者の資格を取り、現在、店長に至ります。単刀直入な性格の私は、回りくどい言い方をしないタイプです。
お客様にとって良くないと判断したら、きっぱりと「買ったらダメですよ」と言います。これには物怖じしません。お客様のためになるのなら。
しかし、かゆかゆで悩む方には例外で、とても慎重になります。経験から言えば、このかゆかゆの悩みは人それぞれです。
多くの方は専門家の力を借りていますが、結果が出ず「どうしようか…。」と相談に来るパターンがほとんどです。最初、私たちは全く信用されません。信頼関係が0から始まります。それが私とお客様のスタート地点です。
他でダメだった、色々試した、で、ダメだった。だから、とりあえず店に来てみたのです。期待しているとは到底思えません。
先日も、お母さんと娘さんが来られました。
【先日の事例】
私はいつものように店頭で相談に乗りました。「どうですか?」と尋ねましたが、娘さんはとてもブルーな感じでした。「どうせダメでしょ」というオーラが表情から伝わります。あきらめムードが漂います。
それもそのはず。私も20年前、娘たちのことで同じことを繰り返していました。自分の経験と重なり、やりきれない気持ちになります。しかし、お客様の気持ちを理解できるとも思ってはいません。
少しでも力になれれば…と話を聞き、言葉を選びながらお客様が商品に過剰な期待をしないよう気をつけます。それだけ難しい話ですし、根気のいる話です。
〈思い込みに忠告〉
「店頭の接客では、思い込みが強すぎると、周りが見えなくなるよ」と先代の社長から忠告されました。特に、商品に対して思い入れが強くなると、他の選択肢が見えなくなる傾向があります。
当店で働くスタッフは、感情的な判断をしないよう教育されています。「もしかして他にも選択肢があるかも」というスタンスを持つように言われています。私たちはお客様に提案するのが仕事であり、勝手な思い込みが可能性を狭めてしまうことになりかねないからです。
一筋の可能性を見つけるお手伝いが私たちの仕事です。そして、20年の歳月を経て、私たちはお茶に可能性を感じています。
【なぜ、私たちがお茶を勧めるようになったのか?理由があります。】
かゆかゆのお悩みは非常に難しい分野で、選択肢が少ないと悩んでいた時、「これは!」と思えるヒントを発見しました。その先代の社長は、お茶の可能性に注目していました。ここ数年でオリジナル茶の開発に力を入れてきました。そのため、茶葉の知識も豊富でした。
ところが初期の頃は、「お茶なんて…」と他のスタッフは一歩引いて考えていました。しかし、社長が開発したお茶が大ヒットに!お客様がたくさん買いに来られました。
ヒット商品が誕生後、社長は私に言いました。「お茶は食事と一緒に飲む。みんな意識せずにお茶を飲む。だから、お茶は毎日続けやすい」と。
確かに、それまで私たちの関心はサプリメント中心でした。サプリメントには抵抗がある方も多く、高価なものも多く、欠点もありました。だから、より多くの方に馴染める健康茶がとても大切だったのです。
「かゆかゆに対してお悩みの方用の健康茶を作りたい」と思いましたが、その時はまだ形にはなりませんでした。
【お客様の言葉に発見が!】
社長が一生懸命PR活動を行った結果、ローカルのテレビなどでも取り上げられ、お茶とお店が有名になりました。そして、お客様が店頭に買いに来られた時に、「最近、このお茶飲んでいるとなんとなくいいんだよね、美味しいから続けようと思う」と同じようなお言葉をたくさんの方から聞くようになりました。
「お茶ですよ?そんなにいいんですか?」とお客さんに聞いてみました。お茶に満足している事が不思議だったのです。なぜなら、20年近くお茶以外の商品を売ってきたからです。まさに、思い込みでした。
「美味しいって、すごい大切」私はその時、感じました。美味しいお茶であれば、毎日飲んでもらえる。これは大発見でした。なぜなら、「色々、続かない」とお客様からの相談で、あれこれ結局続かないと頻繁に聞いていました。しかし、美味しければ続く。続けてもらえる。じっくりと継続してもらえる。
お茶の良さをわかってもらうには、お茶を続けてもらえる美味しさが必要で、これに気がつけたことに私は喜びました。本当に驚きでした。お客様の意志で続けていただけるのですから。
これから、喜ばれるお茶をもっと開発しようと社長はいつも朝まで仕事をしていました。しかし…事態は急変しました。
~やって来た、突然のサヨナラ~
先代の社長はたくさんの方にお茶の良さを伝えるべく、仕事をしていましたが、ある時、急死しました。お別れです。みんなが驚き、そして悲しみにくれました。明るくいつも元気で誰からも好かれていた社長がこの世から去ったのです。
働きすぎたのかもしれません。私たちにとって信じがたい出来事でした。誰一人「なぜ?」の疑問に答えられませんでした。
私はお別れの時に感じたのが、社長はもっとお茶を広めたかったんだろうなと。その社長は志半ばだったのだろうと感じました。人の人生はわからない、そう思いました。今を大切に生きなければ、そう感じました。
しばらくスタッフが悲しみに暮れた時期がありました。涙なしには語れませんでした。一緒にやってきた仲間たちも別の道を行く人も現れました。しかし、私はお店に残ることを決めました。私にとって、この薬屋での仕事が人生だからです。
20年以上、この店で働き、このお店での仕事は私の人生そのものです。そして、再開に向け、協力してくれる人たちが徐々に現れました。そして、もう一度お茶を盛り上げよう、これが私の心の底からの願いでした。
その後、私たちのお茶の輪は次第に広がり、多くのお客様が求めてくれるようになりました。「あの社長がやっていたお茶が飲みたい」「お茶は続けたい」と言ってくれる方々が増えてきました。
次の世代にお茶を届けたいという気持ちが芽生えました。お茶の良さを伝えるため、私は試行錯誤しながら取り組みを始めました。
【今、私たちがやるべきこと】
お茶は食事と一緒に飲むもので、簡単に生活の中に取り入れやすい。私たちが求めるもの、苦しんでいる方々に喜んでもらえるように、これが私のやるべきことだと思います。
かゆかゆで悩む方々が、今よりも少しでも軽くなるお手伝いができればと願っています。そして、次の世代に伝えたい、受け継いでいきたいお茶の良さ。お茶の輪が広がり、喜びに満ちた日常が増えていくことを心から願っています。
アピト茶(あぴとちゃ)は6種類の茶葉をブレンドしたお茶です。毎日のお茶としてご飲用ください。 ◆名称:混合茶 ◆商品名:アピト茶 ◆原材料名(原産国):ルイボス(南アフリカ)・レモングラス(タイ)・ドクダミ(日本)・桑の葉(日本)・よもぎ(日本)・グァバ(日本) ◆内容量:90g(3gティーパック×30包) ◆濃さの目安:500L~1Lのお湯に1包が目安。お好みの濃さを調節されてください。 ◆製造者:株式会社ヘルシーライフ 〒752-0927 山口県下関市長府扇町8-10 ◆保存方法:高温・多湿を避けてください ◆使用上の注意:開封後はお早めにご飲用ください。 妊娠中・授乳中の方のご飲用はお控えください。