

甘草湯とは
「甘草湯」は、漢方の古典といわれる中国の古典医学書「傷寒論(しょうかんろん)」に収載されている「甘草」単味の薬方です。「甘草」は多くの漢方薬に含まれている生薬です。
「咽痛の者は甘草湯を与うべし」とあり、のどの痛みが続く時や、激しく出るせきに古くから使われてきました。効き目が早く、すぐに憂いを忘れてしまうことから「忘憂湯」(ぼうゆうとう)という異名もあります。
しわがれ声やのどの痛みに効果があります。
「甘草湯」はこんな方に
・喉の痛みが続く
・咳が出る
・口内炎ができやすい
・声が枯れてしまう
※体力の状態を問わず使えます。眠くなる成分はありませんので、運転や集中する作業をされる方にも適しています。
飲みやすいエキス細粒です。

配合されている生薬は?
カンゾウ
マメ科カンゾウ属植物の根や根茎を乾燥したもの。
植物の特徴
高さ40~70cmの多年草です。長さ1~2mにもなる大きな根茎があり、四方に地下茎を伸ばします。6~7月頃に花をつけ、7~8月頃に実を熟します。
生薬としては、マメ科カンゾウ属植物の根や根茎を乾燥したものを用います。
医薬品情報
商品名 サンワ甘草湯エキス細粒「分包」
製造販売元 三和生薬(株)
医薬品分類 一般用医薬品
小分類 甘草湯 一般用医薬品分類
リスク区分 第2類医薬品 リスク区分
包装 90包
成分
(2包(2g)中)
甘草湯水製エキス 0.9g
甘草 4g
添加物 乳糖
トウモロコシデンプン
部分アルファー化デンプン
ステアリン酸カルシウム
カルメロースカルシウム(CMC-Ca)
無水ケイ酸
本文情報
効果・効能
激しいせき,咽喉痛,口内炎,しわがれ声
効能に関する注意
体力に関わらず,使用できる。
特徴
サンワ甘草湯エキス細粒「分包」は,漢方処方「甘草湯」の水製エキスを服用しやすい細粒の
分包にしたものです。
使用上の注意
■してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり,副作用が起こりやすくなる)
短期間の服用にとどめ,連用しないこと
■相談すること
1.次の人は服用前に医師,薬剤師又は登録販売者に相談すること
(1)医師の治療を受けている人。
(2)妊婦又は妊娠していると思われる人。
(3)高齢者。
(4)次の症状のある人。
むくみ
(5)次の診断を受けた人。
高血圧,心臓病,腎臓病
2.服用後,次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので,直ちに服用を中止し,
この文書を持って医師,薬剤師又は登録販売者に相談すること
まれに次の重篤な症状が起こることがある。
その場合は直ちに医師の診療を受けること。
[症状の名称:症状]
偽アルドステロン症:手足のだるさ,しびれ,つっぱり感やこわばりに加えて,脱力感,筋
肉痛があらわれ,徐々に強くなる。
ミオパチー:手足のだるさ,しびれ,つっぱり感やこわばりに加えて,脱力感,筋肉痛があら
われ,徐々に強くなる。
3.5~6回服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し,この文書を持って医師,薬剤
師又は登録販売者に相談すること
用法・用量
1回15才以上1包,14~7才2/3,6~4才1/2,3~2才1/3,1日2回食前又は食間
2才未満は服用しない
用法に関する注意
小児に服用させる場合には,保護者の指導監督のもとに服用させること。
保管及び取り扱いに関する注意
(1)直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管すること。
(2)小児の手の届かない所に保管すること。
(3)他の容器に入れ替えないこと。(誤用の原因になったり品質が変わる。)
会社情報
問い合わせ先
三和生薬株式会社
東京都千代田区外神田6-6-1
消費者くすり相談室
03-3834-2171(代)
(月~金曜日 10:00~17:00 但し祝日を除く)
製造販売元住所等
三和生薬株式会社
栃木県宇都宮市平出工業団地6-1
●副作用被害救済制度のお問い合わせ先
(独)医薬品医療機器総合機構
電話0120-149-931(フリーダイヤル)