

下痢を繰り返すタイプ
・便秘になったり、下痢になったりする方
・おなかが痛くなってトイレに行くのに出ないという方
・腹部膨満感がある方
・ストレスを感じやすい方
飲みやすいエキス細粒です。

配合されている生薬
桂皮(けいひ) 芍薬(しゃくやく) 生姜(しょうきょう) 大棗(たいそう) 甘草(かんぞう)
「桂枝加芍薬湯」とは?
便秘や下痢を繰り返すときは、体の「気」「血(けつ)」のバランスが乱れた状態です。
「桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)」は、「桂枝湯」の芍薬を倍にした処方。「気」「血(けつ)」のバランスを整えることで、正常な便通へと導きます。

まず、漢方では、腹痛や腹部膨満感などの不快感を伴う便秘、あまり不快感を伴わない便秘を分けて考えます。
不快感を伴う便秘の原因は、腸の「気」の流れをさまたげる熱や「気」が停滞していると考えています。余分な熱は、脂っぽいものや辛いもの、甘いものをよく食べることによって発生しやすく、この熱は便を乾かしてしまいます。
そのため、便が出にくくなります。 また、たまった熱は体の上部へと昇るので、ニキビなどの肌トラブルを引き起こす要因にもなります。ストレスや緊張、不安などは腸の「気」を停滞させやすく、胃腸の動きが弱くなって便秘しやすくなります。
一方、あまり不快感を伴わない便秘は、腸の「気」が不足することのほか、「血(けつ)」や「水(すい)」が不足してうるおいがなくなることによっても起こります。産後や加齢など、「気」「血(けつ)」を消耗してしまった状態で起こると考えられています。
また、便秘と下痢を繰り返す状態は、腸の「気」「血(けつ)」のバランスが乱れている状態と考えます。
ストレスや生活習慣の乱れなどにより、「気」「血(けつ)」のバランスが乱れると、消化・吸収がうまくいかなくなったり、腸のはたらきがうまくいかなくなったりするのです。
西洋医学では、腸を動かすことでたまっている便を出します。その作用によって、痛みを感じる人もいます。
漢方では、胃腸にたまっている熱をとり除き、「気」の流れを正常な状態へ近づけるという考え方で治療します。
腸への作用は比較的おだやかなので、無理なく排便を促すことができます。「気」の流れが整うと、トラブルも減っていきます。
【効能・効果】
体力中等度以下で,腹部膨満感のあるものの次の諸症:しぶり腹 注),腹痛,下痢,便秘
【用法・用量】
次の1回量を1日3回食前又は食間に服用すること。
[年令:1回量]
大人(15才以上):1包
7才〜14才:2/3包
4才〜6才:1/2包
4才未満 服用しないこと
【成分・分量】
本品1日量 ………〔3包(1包 2g)〕 中
桂枝加芍薬湯水製エキス …… 2.0g
ケイヒ………………………… 2.4g
ショウキョウ…………………… 0.6g
タイソウ………………………… 2.4g
カンゾウ………………………… 1.2g
シャクヤク……………………… 3.6g
添加物として乳糖,トウモロコシデンプンを含有する。
【使用上の注意】
■相談すること
1.次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談すること
(1)医師の治療を受けている人。
(2)妊婦又は妊娠していると思われる人。
(3)高齢者。
(4)今までに薬により発疹・発赤,かゆみ等を起こしたことがある人。
(5)次の症状のある人。
むくみ
(6)次の診断を受けた人。
高血圧,心臓病,腎臓病
2.次の場合は,直ちに服用を中止し,この文書を持って医師又は薬剤師に相談すること
(1)服用後,次の症状があらわれた場合
[関係部位:症状]
皮ふ:発疹・発赤,かゆみ
まれに次の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けること。
[症状の名称:症状]
偽アルドステロン症:尿量が減少する,顔や手足がむくむ,まぶたが重くなる,手がこわばる,血圧が高くなる,
頭痛等があらわれる。
(2)1週間位服用しても症状がよくならない場合
3.長期連用する場合には,医師又は薬剤師に相談すること
メーカー:三和生薬株式会社
生産国:日本
商品区分:第2類医薬品